☕️浅煎りと向き合う①
色んな産地や焙煎度が異なるコーヒーを日常的にいくつも試す人ってどれくらい居るんでしょうか?
目次
自分語り
深煎りが好き
私は最近でこそ色んな種類の豆を飲むようになりましたが、それまでの20年以上ブラジルの深煎りばかり飲んでました。
他を試す場合でも、苦味系が好きでしたので焙煎は中深煎り以上を買ってきました。これは店が変わっても同じで、「ブラジル」「焙煎深め」「苦め」という自分の好みの基準があり、そこから大きく動いて失敗したくないという心理があったのだと思います。
また、本当のたまに大きな冒険をして酸味系を試し、やっぱり苦手だなと苦味系至高の再認識し(少し前の)現在に至ります。
何が言いたいのかというと、コーヒーを飲む人の多くは「いつものあの味」に安心や安らぎを求める人が多いのではないかということです。
ブルーボトルコーヒーが日本に上陸した時に話題なった、「西海岸で飲む、いつもの味。僕にとって新鮮みがないこと〜〜」というつぶやきは、色々揶揄されますが、コーヒーを求める人の心理としては合っているのではないかと思います。
淹れ方のこだわり
さて、自分でコーヒーを淹れている人は、豆だけでなく淹れ方にもこだわりがあったりすると思います。ハンドドリップであれば、最初にどのくらい湯を注ぐとか、蒸らし何秒とか、フチまで湯をかけるか否か、落とし切るのか否か、こだわりポイントを挙げればキリがありません。
抽出法に絶対はないので、自分の好みで全く問題はありませんし、「この豆をこの淹れ方で抽出することから自分の朝がスタートする」という人も沢山いると思います。私もその1人です。
上手くいかない
しかし、私にとってですが、色々な豆を飲むうちに問題が発生してしまいました。
それは浅煎りの豆を淹れてて、楽しくない、上手く淹れられている気がしない問題です。
浅煎り豆の膨らみ方や湯の浸透の仕方が深煎りと違うので、今までやっていた淹れ方だと、湯が詰まり気味で、最後は泥のようになってしまいます。
味は酷くはないのですが、もこもことしたコーヒードームに湯を注ぐのが楽しく、それで美味しく淹れられている気でいる私にとっては楽しくない抽出となってしまうのです。
自分の中にハンドドリップの淹れ方があり、それ1つがあれば豆が変わろうが同じ淹れ方で良いと考えてたので結構悩みました。
どうして上手く膨らまないんだと(どうしても膨らませたい)。
そうこうしながら、色んな豆を淹れたことで漸く気づきます。豆によってアプローチ変える必要があるのかも。
焙煎度による豆の違い
産地によってというのは少々大袈裟かもしれませんが、少なくとも焙煎度合いにより豆の挙動が変わります。理屈を考えれば当然なんですが今更気づきました。
焙煎浅い→相対的に豆の水分量が多い。水々しく硬い。重量あたりの豆の量が少ない。
焙煎深い→相対的に豆の水分量が少ない。中身がスカスカで軽く、ガスをその中に抱え込んでいる。
そうです。浅煎りの豆は水分を多く持ち、そもそもガスをあまり含んでいないのです。なので、ガスも発生しなければ湯が浸透していく部分も少ないので湯が溜まりやすいのです。
反対に深煎りはガスを多く含んでおり、そのガスを追い出すように湯が浸透していくため、もこもこと膨らむし、湯も気持ちが良いスピードで抜けていくのです。
左が浅煎り、右が中深煎り。同じ重さでも浅煎りの方が体積が小さい。
浅煎りへのアプローチ
やっと、浅煎りの豆に対してアプローチそのものを変えた方が良いことに気づいた私は、YouTubeなどで公開されているレシピを見ました。似たものあれば違うものあり、いくつか試した方が良さそうです。
全てをみた訳ではないのですが、大体の共通項として「挽き目は細かめ」「湯温は高め」「短時間に抽出」が見て取れました。
まず浅煎りは基本的には「酸味」と「甘み」を楽しむもの。そして、この2つの要素をしっかり抽出するというアプローチになるようです。
この2つの要素は抽出の初期の段階で出てくるもので、「苦味」や「雑味・渋み」はそのあとに抽出されます。
これサラッと言ってますが超重要です。
「挽き目細かめ」「湯温高め」これは抽出効率を高める行為。しっかり抽出初期で「酸味」「甘み」を回収するのが目的です。
「短時間」は後半に出てくる雑味を避けるための行為になるようです。
更に抽出効率を上げるための撹拌の有無や、豆の個性をしっかり味わうための湯の落とし切りの有無もありましたが、ここら辺は試してみて自分の好みで決めたいと思います。
実践
まず、一番最初に見つけた方法を試します。
上記の基本を踏まえ、かつ撹拌あり、落としきりの淹れ方です。
レシピ
材料
豆量:20g
挽き目:中細挽き
湯温:96℃
湯量:340ml
方法
340mlを5回に分けて注ぐ
- 0:00 50g 注湯後しっかりスピン
- 0:30 110g(total 160g)フィルター縁について粉を落とすようにする
- 1:00 40g(total 200g)
- 1:20 63g(total263g)
- 1:40 77g(total 340)最後に再度スピン
2:45で落ち切るくらいと言ってたが、3:00掛かってしまったので挽き目が細かすぎたようです。
実食
リンスしないためか、ほんの少し濁っているように見える。
梅ジュースのような酸味と甘味。ほんの少しの渋み(良い意味で)があり。苦味はほとんど感じず。酸味2(暫定)。
濃度感はどちらかというと薄めだが、ミルキー感もある程度あり濃度感を感じた。軽さ1.0(暫定)。
後味はスッキリとしていた。
挽き目が細かすぎたのもありますが、抽出後のフィルターの残念感は拭えませんでした。途中のスピンは意外とやってる感が有ってよかったです。
細かく挽き過ぎてしまったのもあるが、この見た目を何とかしたい。
最後に
浅煎りの抽出方法について、もう一つ別のやり方があったので、そちらも試したいと思いますが、それは次の☕️回に。
産地の紹介と味わいの評価も合わせてそのときにやります(味はちゃんと思い出せるのだろうか?)。
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☕️仲間外れを見つけろ! 第2回カッピング大会
1ヶ月前に意気揚々と実施して見事に外した、仲間ハズレを見つけるカッピング。その後様々な研鑽を積んだためもう一度やってみます。
目次
参加選手と方法
今回はスーパーで購入したモカブレンドと、私が勝手に作ったカオスブレンドの豆を使います。
カオスブレンドとは、一杯取りにも足りない端数の豆を溜めていったものです。
どんどん足されているので、豆の古さも味も一定せず、良くも悪くも二度と同じものは作れないシロモノです。
そんな豆をモカブレンドは2つ、カオスブレンド1つ用意します。今回はカオスブレンドがどれかを当てます。
一種につき10gの豆を用意しました。カオスブレンドは7gにモカブレンド3g足して少しモカブレンドに寄せて難度を上げています。
両方ともブレンドためか、豆の状態で意外と差がなかったので、この状態でナンバリングしました。
見た目では区別つきません。
カッピング
さて、かっピングの手順に沿って確認していきます。
ドライフレグランス
まずは粉の状態の匂いを嗅ぎます。
- 古い豆の匂いがします。
- お、甘い香り。
- 匂いがあんましないかも。
注湯
90℃程度の湯を注ぎます。1か月ぶりのため、細かなやり方忘れてまして湯が足りませんでした。。
- 泡は白っぽく見えます。
- これは赤茶色の泡です。
- これも白い泡だな。
これ、色でわかったかも。今回は外せないので、視覚情報もしっかり参考にさせていただきます。
アロマ
1分待ち、鼻をカップに近づけて匂いを嗅いでいきます。
- クンクンしても、あんまりしない。
- お、勝手に甘い良い香り入ってくるぞ。
- うーん。これも感じないかも
ドライフレグランスのバイアス掛かってるかもしれませんが、飲まずしてわかったかも。
フレーバー
さあ、肝心の味をみます。カッピングスプーンを使って、ズッと口の中に霧状になるように吸い込みます(練習してないので全然出来てない)。
- 苦味がする。下にザラつきが残る感じ。
- 複雑な感じ。甘味も感じ、ミルクチョコのような雰囲気があります。
- ん、味が薄い。酸味が先に来るな。
前段から含めて2が当てるべきカオスブレンドだと思うのですが、1、3の感想が一致しない。。
1、3は同じはずと思い、同じところを探そうと何度も口に含んでいくうちに、酸味ばかり感じるようになって、さらに差を判別しづらくなりました。。
前の味にマスキングされるのか、温度の影響なのか、同じカップでも最初の印象を感じられなくりました。味を判別は本当に難しいです。
口に含むときは何を感じとるのかポイントを絞ると判別できるようになるのかもしれません。
結果発表
さあ、正確に味を汲み取ってませんが、視覚、匂いも含めて2がカオスブレンドだと思います。恐らくこれはハズれていない
いざ!
正解にのみシールを貼ってます。
正解しました!!(1勝1敗)
1人で結果発表してても結構ドキドキします。
それにしても、今回は当たって良かったです。少し自信がつきました。
スーパーの豆は開封後時間も経っているので、差が分かりやすかったかもしれません。次回は鮮度も同程度のものでやってみたいと思います。
まとめ
見た目、匂い、使えるものは全て使って判別する。それが最善。
味を見るときはポイントを絞る。ですね!
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☕️ウガンダとブルンジ その2
前回に引き続いて、今回はブルンジのコーヒーを飲んでいきます。
ところで、コーヒーってあの国はあんな味、この国はこんな味と国で味の印象を語ることが多いですよね。農産物であり、天気の影響をもろに受け、さらに品種もいくつかあるのに何故なのでしょうか?
目次
テロワールとは
それにはテロワールとい概念が影響しています。テロワールとは、特定の地域の土壌、気候、風土が農産物の品質や特性に影響を与えるという概念です。
この言葉は、フランス語で「土地」を意味し、元々はワインの世界で使われてきました。コーヒーについて考えるときも、テロワールは重要な要素となります。特定の地域で育てられたコーヒー豆は、その地域の土壌の特性や気候条件によって、独特の風味や質感を持つことになります。
例えば、標高が高く雨量が多い地域で育ったコーヒー豆は、酸味が強く繊細な香りを持つ傾向があると言われているようです。これらの特性は、他の地域で育てられたコーヒー豆では再現できない、その地域の特有の個性を形成しています。
色々な要因が複雑に絡みあっているが故に、気候などの要因が少し変わっても大局的には大きな差にならないことが産地で味を語れる理由のようです。よく理解してませんが、安心して国で味を語りましょう。
ブルンジについて
地理
ブルンジは中央アフリカに位置する国です。国土は2.8万km2で、岩手県と新潟県を足したくらいの面積です(分かりにくいか)。北海道が8.3万k m2なので、北海道よりはかなり小さいけれど、それ以外の都府県がよりは余裕で大きいといったサイズ感ですね。
特に有名なのは、タンガニーカ湖で、世界で最も深い湖の一つとして知られています。
ピンクで示した所がブルンジ。その下にタンガニーカ湖が位置しますが、地図上は表示できず。逆にヴィクトリア湖デカすぎ。
タンガニーカ湖
ブルンジの他にタンザニア、コンゴ、ザンビアが隣接している。長さ650km、面積は岐阜県の3倍。最大深度が1500mもあり、クラゲも生息しているのだとか。世界最深のバイカル湖で深さ1700mらしいので全然引けを取らない深さです。内陸にこんなサイズの湖があるとか日本とスケールが違いすぎて想像しづらいですね。
貧困
ブルンジについて調べる貧困というワードが出てきます。一人当たりのGDPをもとに算出したランキングですと2023年はワースト2(1位は南スーダン)となっています。理由としては長期間続いた内戦による経済基盤の弱体化。それと、内戦による農地荒廃、難民の大量帰還による食糧や土地の不足が主な原因なようです。
コーヒー
ブルンジのコーヒーは、独特の風味で高く評価されているようです。ブルンジの主な輸出産品は金、コーヒーとなっており、コーヒーについては輸出額の24%を占めています(2018年)。国について調べた結果、飲んだ時に味以外の様々な事が頭に浮かんでしまいそうです。
抽出
今回はDeep27で一杯取りで抽出します。
12gの豆を中細挽にして、88℃のお湯を150ccを注ぎます。思ったより膨らまなかったので、次回はもう少し細く挽きたいところ。
久しぶりに登場。もう少し活用の場を増やしたい。
感想
ドライフレグランス
抽出と前後しますが、挽いた豆の匂いを嗅いでフレグラランス確認します。ベリー系の甘い香りがします。若干チョコレートのような感じもしました。
見た目
淹れたコーヒーの見た目を確認します。クリアで濁った感じはありません。飲む前ですが、あっさりしたコーヒーなのかなと想像します。
カップは透明な方が見やすくて、評価するには良いですね。
アロマ
次に淹れたコーヒーの匂い、アロマを確認。見た目のクリア差が引っ張るのか砂糖を入れた甘い紅茶のような匂いがします。
フレーバー
長い前置きがあり、ようやく飲みます。すいません。
酸味が印象的です。フレッシュな果実味とほんの少しの青臭さがあります。酸味といっても非常に酸っぱいという訳ではなく、3段階で1.5 といったところでしょうか。苦味はあまり感じないですね、無くは無いですがあるとも言い難い感じです。
濃度感はクリアよりで1-1.5位。なんとなく1.5かな。
見た目と匂い通り、後味爽やかでティーライクでスッキリ飲める感じがしました。
まとめ
色々調べてから飲むと逆に純粋にコーヒーを楽しんでいないような気もしますが、比較するためには知識が必要です。とりあえず世界一周してからその事は考えましょうかね。
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☕️ウガンダとブルンジ その1
最近は出かけた先でコーヒーの焙煎店を見つけたら、積極的に入るようにしています。お店によって扱う産地も違いますし、価格帯も意外と変わります。折角なので購入するつもりで入店しますが、想定より価格が高い場合はお店を間違った風を装い、そっと退店しています。
前置きはさておき、たまたま入ったコーヒーの焙煎店でウガンダとブルンジを扱っておりました。
ウガンダという国名は知っていましたが、コーヒーの産地として認識していなかった国。と言っても、連想するものはウガンダトラと彼が言ったとされる「カレーは飲み物」という言葉程度ですが(ウガンダ関係ない)。
ブルンジはコーヒーの本で初めてその国の存在を知った国であります。語感的にはアフリカの国なのかなといった程度の認識。
普段行っているお店では見たことがない2カ国、次いつ会えるか分からないのでソッコーで購入します。しかも安かったんです!
コーヒーを飲んで味わい記録をつけてますが、折角なので国についてもお勉強しますか(記事としてしっかり書いていた方がSEO対策にもなり、読んでもらえるらしい、、、大変だ)。
頑張って調べてみます。
ということで今回はウガンダ
ウガンダの国土は23.6万km2と世界第80位(日本は37.9万km2で61位)でアフリカ大陸の東側、ビクトリア湖の北に隣接しています。意外と面積が大きな国でした。
地図上で見ると小さく見えるのは赤道から離れるほど面積が拡大されるメルカトル図法の特徴のためでしょうね(ここにきて地理の知識が爆増)。
ウガンダは黄色にしました。隣接している紺色のドットがビクトリア湖。ふーん。
コーヒーの年間生産量は約21万トンあり、世界の生産量の2%を占め、アフリカ大陸ではエチオピアについで2位の生産量になっています。生産されるのは主にロブスタ種(主にブレンドやインスタントコーヒーの使われる種です)とのことなので、生産量の割に知名度が低いのはこのためなんでしょうね(コーヒー豆屋さんで売っているのは基本アラビカ種です)。
観光面ではゴリラが有名なようで、ビウィンディ・インペネトラブル国立公園はマウンテンゴリラの生息地として知られているようです。食べ物ではバナナのビールやバナナの煮込みなど、バナナを使用した料理が多いらしい。。。 ゴ、ゴリラが有名だから??
豆と抽出
ウガンダで主に生産されるのがロブスタ種とのことでしたが、購入したものはSL28、SL34、SL14となっています。これらはブルボン(アラビカ種)から突然変異した品種なので、きっと味わいは豊かと想像できます。
ブルンジ(右)と。見た感じで豆の大きさが違います。
挽いた豆の匂いもナッツの様な香りがしてとても良い匂いです。
中深煎りのためか良い感じに膨らんでくれます。淹れていて楽しいヤーツです。
実食
先日の実験からリンスは敢えて無しで抽出してます。色も良い感じの濃さに見えます。
匂いはナッツ系がしましたが、飲んで見るとプラスでハチミツのような甘味をかすかに感じました。また、若干のフローラル感もあります(何の花までは言えませんがね)。
心地よい苦味と酸味の両方があり、最後にかすかに酸味が残ります。飲んだ感触だとバランス型の味わいかな。
チャート位置
良い塩梅に苦味と酸味の両方があります。ただ、後味として残るのが酸味かなという感じです。そのため酸味0.5にしました。
濃度感はどちらかという濃い部類に入りますが、飲んでいて濃い!とはならないので濃さ1.0としました。個人的にはこれくらいが好み。
これらの値をプロットするとキレに分類されました。キレの味わいが今まであまり想像できませんでしたが、これがキレに当たるのかーと、妙に感心してしまいました(中央よりなのでバランス型とも言えますが)。
あくまでも個人の感想です。
もちろん焙煎度合いや抽出方法により印象が変わるかもしれません。次いつ買えるか分からないのでフレンチプレスでも淹れてみたいと思います。
ざっくりウガンダと書いてますが、国土も広いし、コーヒーは農産物ですので出会ったウガンダによってもまた感じ方が変わるかもしれません。それはそれでこの記事を読み返して見ると楽しいかも知れませんね。
最後に
自分は豆な性格では全くないので、過去、日記も全然続きませんでした。ブログ開設して早1ヶ月、誰かに読んでもらっているという楽しさや、読者が増える感じ、日々のPVの多寡に一喜一憂しつつ、拙い自分の文章も表に出せるメンタルは少しは築けたかなと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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☕️ワールドを新規生成
まず、始めにお礼を申し上げます。
皆様のお陰で「多肉植物&サボテン」グループにて1位になることができました!クリックありがとうございました。
なんでも1位は嬉しいものです。読んで楽しいと思ってもらえる記事を書くように頑張ります。引き続き応援よろしくお願いいたします。
さて、本題に入りますが、
先日から飲んだコーヒーの味わいを産地ごとに確認していくことを始めています。
前回は飲んだ国について白地図上にも色を塗りました。しかし、画像の白地図だと味気なく、征服感がイマイチな感じがしたため、別の地図に印をつけていくことにしました。
それは、LEGOの地図です。
2−3年前に子供のために買って飾っていたLEGOの世界地図があることを思い出しそれを活用することにしました。
これ、本来は海洋部分も説明書通りにドット状のブロックを配していくものです。ちゃんと作ると海の深さがサーモグラフィーのようにわかるようになってます。
が、子供部屋に飾るなら楽しい方が良いと、最初から説明書通りに作らずこうなってます。色の制限があるので結構苦労した記憶があります。
ドットで表現するタイプ。8ビットの偉大さを痛感しました。
今は子供が好きなものを随所に配しているため、カオスな地図になっております。
まずは、このドットを取り外しサラの白地図にしていきます。
さらば、マリオ。さらば、サメ。
まぁまぁな作業量でしたが、黙々やりました。
なんとかドットを全て外すことができました。
そして、コーヒーの産地が途切れなく入るように、アフリカ大陸を真ん中に地図を組み替えます。
赤道とコーヒーベルトは分かるように緯線を入れておきます。
ふう。
早速ですが、1日掛りでスタートラインに立ったこの地図に先日飲んだエチオピア、インドネシアを早速マークしていきます。
折角なので1カ国増やしましょう。そして、ようやく一服のコーヒーにありつきます。
産地はこれまた飲んだことがないペルーを用意。これを飲んでドットを配します。
相変わらず中米は区別出来るか心配です。おそらく出来ないな。
カップの写真を撮るの忘れてしまいました。痛恨のミス!
ナッツのような香りがします。味としては素朴な感じで複雑さはあまり感じませんでした。あまり強くない苦味と酸味があり、総合するとやや酸味が勝つ印象です。濃度感は軽いため、飲みやすいコーヒーです。
癖がしっかりしている産地ばかり飲んでいたせいか、パンチが足りない感じがしてしまいました。お茶までの軽さはありませんが、比較的サラッと飲めるので、日に何杯も飲んだ後でも罪悪感なく飲めますね。
さぁ、これからバンバン色んな国を飲んで行きましょうか。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
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☕️リンスする?しない?
洗髪の話ではありません。
コーヒーの話です。
ペーパードリップでの抽出において、豆に注湯する前にペーパーフィルターにお湯をかけることをリンス、または湯通しすると言います。
これをするのか、しないのか、コーヒーの抽出論を語る場で度々出てきます(洗髪の小ボケも)。
リンスのメリット、デメリット
なぜリンスと言う行為をするのかというとペーパーフィルターの匂いがコーヒーに移り、味を邪魔するといわれている(た?)からです。
ペーパーリンスしたお湯の匂いを嗅いだり、飲んだりすると、白湯とは異なる感じはあるので、まぁ影響はあるんだろうとは思います。
しかし、コーヒーとして飲んだ時に、それが分かるレベルか、あるいは味が変わるのかといわれると、正直私にはわかりませんでした。
リンスが必要なのはペーパーの質が良くなかった時の話で、今はしなくても大丈夫だとか、今でも未漂白(茶色いフィルター)はした方が良いとか、色々と考えがあるようです。
また、副次的な効果でドリッパーやサーバー、カップを温めることができることから儀式的に行う方もいるようです。
しかし、慣れないとリンスした湯を捨てずにそのままコーヒーを滴下してしまうという悲しい事故も発生してしまいます。
まとめると
メリット
- ペーパーの匂い、味がコーヒーの味を邪魔するのを防ぐ
- 抽出器具を温めることができる
- こだわっている人に見える
デメリット
- 単純に手間がかかる
- リンスした湯を捨てるのを忘れると悲惨
- 余分な湯を沸かす、捨てる行為はSDGsに反する
ちなみに私はリンスしない派です。理由はペーパーの匂い云々ではなく、面倒だからです。
しかし、味を分解するために抽出段階でコーヒーを分け取って飲んだ際に、一番最初の液体に含まれ美味しい成分の濃厚さに気づきました。
また、抽出過程で出てくる成分が違うことも知りました。
そして、思いました。最初の一滴がペーパーに吸い取られるのって勿体なくないか?と。
ということで、今回はペーパーの匂いは一旦忘れて、リンスの有無で味が変わるのかをみてみたいと思います。
使用したものと方法
- エチオピア イルガチェフェ 12g×2
- お湯88℃
- DEEP27(ドリッパー)
- フィルターなど上記以外の抽出道具
- DEEP27を用いて、フィルターリンスあり、なしに分けてコーヒーを抽出する。
- ドリッパーは1つしかないので、連続して抽出を行う。
リンスあり。フィルターは全体的に茶色に。
リンスなし
フィルターの茶色のシミの広がりが明らかに違うことがみて取れます。これがどこまで味の差に出るのでしょうか?
実食
まず色の違いを比べるべく、ガラスの器に移しますと、なんとなくリンスなしの方が白濁感がある気がします。
ただし、順に淹れたタイムラグによる温度低下が原因の可能性な気もします。
リンスなし(左)と、リンスあり(右)。写真だとわかり辛いですね。
飲んでみますと、同じ豆であるので同じ味です。しかし、色の違いに釣られているのかもしれませんが、リンスなしの方が少しミルキーというか重い感じ、リンスありの方がスッキリした印象があります。
抽出成分がフィルターに吸着されてしまうはずのリンスなしの方が重く、そのまま落ちてくれると考えているリンスありの方がスッキリというイメージとは逆の結果でした。理由に思いつかないのでネットで調べてみます。
いくつか説があり、水と油の関係でリンスした場合、濡れたフィルターが油分(コーヒーオイル)を通さないためクリアになる。抽出される成分は酸味が最初であり、リンスなしの場合その酸味成分がペーパーに吸着されるため、その分スッキリした印象になる。この2つを見つけました。どちらも理解できます。
確定的な理由は見つけることができませんでしたが、リンスするとスッキリとした印象になるのは大体の方が感じるようです。
個人的には色の違いも感じたため前者の理由の方がしっくりきます。
まとめ
リンスの有無で味の印象が変わることがわかりました。
- 水と油の関係説が正しいとする→リンスなしでコーヒーの成分をちゃんと味わえる。
- 酸味成分がペーパーに吸着説が正しいとする→リンスありでコーヒーの成分をちゃんと味わえる。
しかし、これだとコーヒーのありのままをしっかり味わうことを考えると、どちらが正しいか(あるいは両方正しい)によってアプローチが変わるということになってしまいます。
なので、ありのまま味わいたい場合はフレンチプレス、ネルドリップ、または金属フィルターを使う。そして、リンスで印象が変わる事実を憶えておいて、その時々の気分でリンスする・しないを選べば良いと自分の中の結論とします。
ただ一つ言えるのは、リンスする場合はリンスしたお湯を捨てることをゆめゆめ忘れるなということです。
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☕️今一度、味の分割を試みる
コーヒーの淹れ方はペーパードリップひとつ取っても、お湯を何回に分けて注ぐとか、何秒蒸らすとか、どこに注ぐとか抽出レシピが沢山あります。
別にどんな方法でもコーヒーの粉に湯を注げばそれで良いのですが、一応趣味の世界ですし、自分なりに美味しいと思う方法を求めていこうと思います。
そこで、以前もやりましたが、抽出過程で液体を分けて味をみるのを豆を変えてもう一度やってみます。
前回、最初と最後の液体の濃度や味の違いにとても驚きました。抽出過程にどのくらい時間を掛けるべきかを知るヒントにします。
今回出場するのは味わいにも出てきたエチオピア イルガチェフェ、インドネシア マンデリントバコとスターバックス クリスマスブレンドの3選手です。
3種で味わいが異なるのがポイントです。
方法
- お湯を注ぎ初めてから、30秒毎(30、60、90、120、150秒、最後にカップ)に滴下する器を移動していき、全部で6つに分けて抽出する。
- お湯の温度は約88℃。
- 抽出順に1から6の番号をふり味をみる。
絵面は皆んな同じなので代表してエチオピア選手に。
テイスティング
※3種それぞれ別日に実施しており、その都度感想を書いてます。そのため表現に一貫性がありませんがご容赦ください。
エチピア イルガチェフェ
滴下速度:明らかに遅い感じがした
- 濃厚でエスプレッソのよう。酸味を感じる。濃厚な美味い酸味のエキス。苦味はほとんどせず。冷えると甘い汁に変化。
- 酸味はさらに強い感じ。酸と言ってもフルーティーな感じ。濃厚な感じはあるが、コーヒーという感じはしない。
- 薄いコーヒーといった感じ。複雑さはまだある。
- 香りがあるお湯。最後にわずかに渋みが残る。そのまま飲めなくはない。
- 渋みがあるお湯。激マズといった感じはない。
- 5と同じ、渋みがさらに強いが飲めなくは無いが飲みたくはない。
インドネシア マンデリントバコ
滴下速度:感覚的に淹れてて気持ちいが良いスピード。
- エスプレッソの濃度感。 甘味、酸味、苦味の順で感じた。最初の印象の甘みと酸味が際立つ。特有のスパイシーさもここに出ているかも。
- 濃いめのコーヒーの濃度感。甘味は減り、酸味主体。酸味の後に苦味かいる。
- 味よりも液体の薄さが目立つ、薄いコーヒー感。甘みは感じず。少しの酸味と苦味がメイン。
- 3よりもさらに薄いが、まだ飲めるレベル。苦味(渋み?)が目立ってきた。
- 4と同じ感じ。お茶みたい。最後に渋みが残るが、そこまで不快ではない。
- 渋いお湯。飲める・飲めないのギリギリ。
スターバックス クリスマスブレンド
滴下速度:落ちるのが早い
- エスプレッソのような濃さは無い。そこそこの濃さの液体。甘味は感じず、酸味主体。
- 普通のコーヒーの濃度。酸味と苦味、ほんのり甘みもあるかもなぁ。普通に淹れたこのコーヒーから重さを取った感じ。
- 苦いお茶。酸味はない。渋い感じもそれなりある
- 3よりも薄いお茶。ただそれだけ。飲める。
- お湯。渋みもあるけど、そこまでキツくないの飲めなくはない。
- 少し渋いお湯。美味しくはないけど、飲めなくはない。
まとめ
- 同じ挽き目でも豆によって落ちる速度に違いがあった。豆の種類なのか、焙煎具合なのか、焙煎鮮度なのかは不明。
- 同じ分画でも滴下の速さにより濃度感が変わる。いずれにしても1・2に美味しい成分が入っている。
- 1・2の濃度感と5・6の飲みづらさから、滴下速度が遅いと成分がしっかり抽出され、早いと成分の抽出が浅くなると思われる。
- 6はいずれも美味しいくはないので、抽出にかける時間は2分30秒程度が良いと思われる。
次やってみたいこと
・3もしくは4で抽出を止めたものに、完成量が同じになるようお湯を加えて味を比較する→4・5の部分があった方が良いのか、ない方が良いのかを確認→理想の抽出時間がわかる
・時間でなく抽出量(g)で味の分割をやってみる→滴下の速度が豆で変わるため、抽出量で決めた方が管理が楽。
なんだかよく分からない文章を最後まで読んで頂きありがとうございました。
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