塊根植物を愛でながら飲むコーヒー

勉強と研究と備忘録。しょぼい自分を見せられる勇気を。

🌱試したくて、鉢

前回からのつづきです。

 

手元にある3種のスリット鉢を見比べて思いました。ものによってスリットの数や内側の凸凹が違うと。

aka-renga.hatenablog.com

今回入手したスリット鉢は結構柔らかい素材なので加工が簡単に出来そうです。

さらに今、亀甲竜は19株発芽してますので、幾つか違いがあるものを用意すれば比較実験出来ます。

 

n数は最低3は欲しいので、3×6=18で、6種の鉢を用意することにしました。

 

内訳は以下の通りします。

  1. ノーマル
  2. スリット1列追加:凹マシ鉢
  3. スリット2列追加:凹マシマシ鉢
  4. 内側に突起を1列追加:凸マシ鉢
  5. 内側に突起を2列追加:凸マシマシ鉢
  6. スリット2列、突起2列追加:欲張りセット鉢

では早速作っていきましょう。

 

目次

 

凹マシ鉢

まず、穴を開ける部分に印をつけて、そこ目掛けてリューターのドリルをガガガと、あてます。

f:id:aka-renga:20231125183041j:image薄いのでそんなにパワーがないリューターで穴が開きました。

 


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マシは1列、マシマシは2列分の穴を開けます。

 

そして、開けた2つの穴をデザインナイフで繋ぎます。これをひたすら繰り返す。

 

f:id:aka-renga:20231125183923j:image開通。

 


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なんだか、これだけで達成感あります。

 

凸マシ鉢

こちらは、内側に突起を増やします。

方法としてはプラモに使うプラスチックの棒を1㎝程度に切り、それを内側に接着剤でペタペタと貼っていきます。

 

f:id:aka-renga:20231125141017j:image1鉢につき1列で8本、2列で16本必要です。切るのも貼るのもめんどい。

 

f:id:aka-renga:20231125140953j:image下段に1列追加した凸マシ鉢。プラモ作っている感がありますね。

 

切るのも貼るのもパーツが細かいので、凸マシ作業はとても手間が掛かりました。

 

欲張りセット

凹と凸にやったことの両方を単純に施します。わー大変だー

f:id:aka-renga:20231125184059j:image中の情報量が爆増です。

 

塗装

ここで気づきます。

 

凸マシ鉢は外側からだと判別つかないな。

 

工程増えてしまいますが、色塗って区別出来るようにしなければなりません。

 

シタデルカラー

塗装にはシタデルカラーを使いました。

これ、ウォーハンマーというゲームに使用するフィギュアを塗装する塗料です。

精巧に作られたフィギュアに色を塗るのは大変な作業ですが、シタデルカラーは簡単にいい感じに塗れるというのが売りです。

その汎用性の高さ(特に金属感は良い感じに塗れると思います)からプラモデルの塗装にも使われています。ウォーハンマーはやってませんが、プラモを塗る為に以前買ったものを引っ張り出して来ました。

 

用途は違えど、隠蔽力、速乾性、耐水性も特徴ですので、今回の目的にピッタリです。

 

シタデルカラーのシステムを簡単に説明しますとベース、シェイド、レイヤーと効果・目的が異なる3種類の塗料があります。これらを順番に塗ることにより、いい感じの陰影や風合(金属感とか古びた感)が簡単に表現できるというものです。

 

今回特に風合いは必要ないのですが、このシタデルシステムに則り塗装していきます。

 

ベース

凹鉢は青、凸鉢は1列は黄、2列は赤、そして、欲張りセットは毒々しい紫にします。

f:id:aka-renga:20231125143945j:imageベースを塗った所。一回塗っただけでしっかり地の黒が隠れました。

シェイド

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シェイド塗装済み(左)とベース(右)。これだけでも結構かっこいい。

 

シェイドを塗るとトーンが一段暗くなります。

 

レイヤー

その上にレイヤーを塗り、ハイライトを入れていきます。

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左、中がレイヤー塗装したもの。ハイライトを入れることで更に風合が出ます。

 

レイヤーにもさらに様々な色があり、組み合わせ次第で雰囲気がかなり変わります。

凹鉢のマシとマシマシの2種はベース、シェイドは同じものを使ってますが、レイヤーのみ異なる色を塗りました。それだけでも結構違いが出ています。

 

因みに、私は加減が難しいのでレイヤー入れるのがとても苦手です。

 

残りの凸鉢、欲張りセット鉢にもハイライト入れていきます。


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それぞれ、左がシャドー後、右がその後にハイライを入れたものになります。

完成!

思いつきから始まりまして、想定より時間と手間が掛かってしまいましたが、何とか6種完成しました!

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記念の集合写真。


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赤とか紫は鉢としてどうかと思いましたが完成してみると、まあアリな感じがします。

 

と、ここで今回2度目の気づき。。。

 

色塗るのなら、黒い鉢である必要なくね?

 

まとめ

今回のまとめ、色にこだわりがない、或いは塗装するなら安いグリーンの鉢を買おう!

 

同じ形のスリット鉢、グリーンの方が安く数も多く出回っている印象です。というか数の面から黒が高く出回ってるだけ?

 

まぁ、ジャイロ・ツェペリも言っていました。

「納得は全てに優先するぜッ!!」と。

 

遠回りしてますけど、多分、きっと成長しているはず。

 

早く植え替えたい所ではありますが、ここは我慢。ポットの下から根がはみ出る株が半分超えたら実施しましょうか。2、3週間後になると思います。

最後まで読んで頂きありがとうございます。


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