☕️ウガンダとブルンジ その2
前回に引き続いて、今回はブルンジのコーヒーを飲んでいきます。
ところで、コーヒーってあの国はあんな味、この国はこんな味と国で味の印象を語ることが多いですよね。農産物であり、天気の影響をもろに受け、さらに品種もいくつかあるのに何故なのでしょうか?
目次
テロワールとは
それにはテロワールとい概念が影響しています。テロワールとは、特定の地域の土壌、気候、風土が農産物の品質や特性に影響を与えるという概念です。
この言葉は、フランス語で「土地」を意味し、元々はワインの世界で使われてきました。コーヒーについて考えるときも、テロワールは重要な要素となります。特定の地域で育てられたコーヒー豆は、その地域の土壌の特性や気候条件によって、独特の風味や質感を持つことになります。
例えば、標高が高く雨量が多い地域で育ったコーヒー豆は、酸味が強く繊細な香りを持つ傾向があると言われているようです。これらの特性は、他の地域で育てられたコーヒー豆では再現できない、その地域の特有の個性を形成しています。
色々な要因が複雑に絡みあっているが故に、気候などの要因が少し変わっても大局的には大きな差にならないことが産地で味を語れる理由のようです。よく理解してませんが、安心して国で味を語りましょう。
ブルンジについて
地理
ブルンジは中央アフリカに位置する国です。国土は2.8万km2で、岩手県と新潟県を足したくらいの面積です(分かりにくいか)。北海道が8.3万k m2なので、北海道よりはかなり小さいけれど、それ以外の都府県がよりは余裕で大きいといったサイズ感ですね。
特に有名なのは、タンガニーカ湖で、世界で最も深い湖の一つとして知られています。
ピンクで示した所がブルンジ。その下にタンガニーカ湖が位置しますが、地図上は表示できず。逆にヴィクトリア湖デカすぎ。
タンガニーカ湖
ブルンジの他にタンザニア、コンゴ、ザンビアが隣接している。長さ650km、面積は岐阜県の3倍。最大深度が1500mもあり、クラゲも生息しているのだとか。世界最深のバイカル湖で深さ1700mらしいので全然引けを取らない深さです。内陸にこんなサイズの湖があるとか日本とスケールが違いすぎて想像しづらいですね。
貧困
ブルンジについて調べる貧困というワードが出てきます。一人当たりのGDPをもとに算出したランキングですと2023年はワースト2(1位は南スーダン)となっています。理由としては長期間続いた内戦による経済基盤の弱体化。それと、内戦による農地荒廃、難民の大量帰還による食糧や土地の不足が主な原因なようです。
コーヒー
ブルンジのコーヒーは、独特の風味で高く評価されているようです。ブルンジの主な輸出産品は金、コーヒーとなっており、コーヒーについては輸出額の24%を占めています(2018年)。国について調べた結果、飲んだ時に味以外の様々な事が頭に浮かんでしまいそうです。
抽出
今回はDeep27で一杯取りで抽出します。
12gの豆を中細挽にして、88℃のお湯を150ccを注ぎます。思ったより膨らまなかったので、次回はもう少し細く挽きたいところ。
久しぶりに登場。もう少し活用の場を増やしたい。
感想
ドライフレグランス
抽出と前後しますが、挽いた豆の匂いを嗅いでフレグラランス確認します。ベリー系の甘い香りがします。若干チョコレートのような感じもしました。
見た目
淹れたコーヒーの見た目を確認します。クリアで濁った感じはありません。飲む前ですが、あっさりしたコーヒーなのかなと想像します。
カップは透明な方が見やすくて、評価するには良いですね。
アロマ
次に淹れたコーヒーの匂い、アロマを確認。見た目のクリア差が引っ張るのか砂糖を入れた甘い紅茶のような匂いがします。
フレーバー
長い前置きがあり、ようやく飲みます。すいません。
酸味が印象的です。フレッシュな果実味とほんの少しの青臭さがあります。酸味といっても非常に酸っぱいという訳ではなく、3段階で1.5 といったところでしょうか。苦味はあまり感じないですね、無くは無いですがあるとも言い難い感じです。
濃度感はクリアよりで1-1.5位。なんとなく1.5かな。
見た目と匂い通り、後味爽やかでティーライクでスッキリ飲める感じがしました。
まとめ
色々調べてから飲むと逆に純粋にコーヒーを楽しんでいないような気もしますが、比較するためには知識が必要です。とりあえず世界一周してからその事は考えましょうかね。
最後まで読んで頂きありがとうございます。
☟年内100名を目標に記事を書いています。登録いただけたらとても嬉しいです!
☟グループに登録してます。こちらもクリックいただけたら嬉しいです。