🌱適正サイズって大事よねってお話
昨年9月、鉢を購入しサイズ的に生まれたての亀甲竜は植えられないことを悟った私は、ある程度成長した個体を購入することにしました。
一刻も早くこの鉢を使いたかったからです(迫真)。
とはいえ、サイズが大きいほど高くなるこの植物。中々手が出せる良い感じのものがありません。
そんなこんな調べて行くうちに別の塊根植物に辿りつきました。その名はパキポディウム・グラキリス(Pachypodium gracillius)。
「象牙宮」という和名(とてもセンスある名前、でも普段はあまり使われない)を付けられたこの植物は、一言でいえばトトロのようなフォルムをしている植物(もちろん個体差はある)で、こちらもかなり目を引く植物です。
亀甲竜も実はディオスコレア・エレファンティペス(Dioscorea elephantipes)が正式な名前であるが、和名の方で名が通っている。
私は亀甲竜に魅せられて塊根植物に興味を持ったが、この分野ではパキポディウム・グラキリスの方が恐らく有名で、こちらから参入する方が多いと思われる。
パキポディウム・グラキリスも亀甲竜同様に高価な植物であるが、2号ポットに植えられた3株セットが許容範囲の値段で売られているのを発見し、これだぁ!と購入。
昨年10月
届いた株に鉢を充てがってみて、うーむ、やっぱり厳しいと判明。くっ。。
でも、鉢カバーの要領でポットごと入れればそれっぽくなるのでは?と鉢に入れて周りを土で埋めてみる(諦めが悪すぎる)。
一番右には余っていたスリット鉢を充てがう。
こんなことしてるせいなのか(多分そう)、移動のストレスなのか、みんな次々と調子を崩していきました。ごめんなさい。
昨年12月
根が元気なら大丈夫だという情報を元に、状態が悪くなったら根を確認し、できる範囲で良い環境に替えていく内に、12月までには下のような布陣になりました。
(左) 蒸散を抑えるためにわざと葉を落とし、土が乾きやすいようキャパが小さいもの(家の中で発見)に植え替えたが、持ち直さずみるみる弱っていく。
(中) 他に鉢がないため、仕方なく大きいものに植える。半分以上を底石にし乾きやすくしたおかげか、ここら復調を見せる。
(右) スリット鉢がよかったのか、葉を少し落としたあと安定する。
今年4月
春になり暖かくなってきたので、別のスリット鉢を購入し不安定な2つを植え替え。
(左) さらに調子をおとす。。触るとブヨブヨ。
(中) 安定してきたぞ。
(右) 葉にも張りがあり、成長期を迎える。
今年5月
(左)残り少ない葉も落ち、さらに細くなる。南無三。
(中)全体的に張りが出て水々しくなってきました。
(右)脇芽も出てきてやる気みなぎる。
今年10月
記録は取ってませんでしたが、完全に乾いたら水やりを繰り返したところ、左の株も奇跡の復活をとげました。スリット鉢は正義のようです。
10月末の現在、3株ともしっかりと張りがある頼もしいボディになりました。
左から三男、次男、長男と命名
元々同じサイズだったのに数ヶ月調子を崩すだけで、こんなにも大きさに差が出てしまいました。でも、脱落なく成長してくれてとても嬉しい。
結論、鉢は適切なサイズが成長の近道。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
植物が好きな方、登録いただけたら嬉しいです!
☝︎グループに興味あればこちらからどうぞ