塊根植物を愛でながら飲むコーヒー

勉強と研究と備忘録。しょぼい自分を見せられる勇気を。

☕️フレンチプレスの真髄

いきなりですがこれを知ってますか?
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そう、紅茶を淹れるやつです。
我が家でも紅茶を淹れるものとして長年責務を果たしておりました。

しかし、最近コーヒーに関する本を読んで、実はコーヒーを抽出する器具だったことを今更ながら知ったのです(ババーン)。
日本に入ってきたときに紅茶を淹れる器具として紹介されたことが、そう思われる理由だそうです。

 

名をフレンチプレスといい、金属のメッシュフィルターで漉すことでコーヒーの油分をしっかりと味わうことができる(ペーパーフィルターだと紙が吸収してしまう)ものだったのです。

抽出方法もコーヒーの粉に湯を注いで4分待ち、ズボッとフィルターを下まで押し下げるだけと非常に簡単。操作が単純であるため技術や豆の量に左右されずに安定した抽出ができるという利点もあります。メッシュの粗さの問題で細かなコーヒーの粉がカップに入ってしまうため、このザラつきを嫌う方もいるようですが、コーヒーの個性が強く感じることができると言われています。

 

ということで淹れてみましょうか。

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粉は粗めに挽いて。

 


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サーバーに粉を投入。ついで湯を投入。

 

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そのまま放置。4分経ったらフィルターを下げます。

 

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いつもより濁っている感じがします。

 

ここに先日紹介したDEEP27で淹れたコーヒーが丁度あるので、比較でもしてみましょうか。

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aka-renga.hatenablog.com


まずはフレンチプレス

油分があるからなのか、口あたりが丸くミルキーです。あと若干の穀物(ナッツかも)のような風味も感じました。

冷めてきたら酸味も感じやすくなり、チェリーの印象です。

確かに少しざらつく舌触りがあり、最後に微粉が残りますがそこまで気になる感じはありませんでした。
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次にDEEP27

こちらの方がクリアというか酸味をダイレクトに感じ、シャープでクッキリした印象です。チョコレートのような匂いがします。

 

最近は酸味にも種類があることを知り、単に酸味系という括りでは好き嫌いが分かれなくなってますが、元々酸味系が苦手なため今回に関してはフレンチプレスの方が好みです。粉の粗さが異なるので、その差も味に出ていると思われます。

放置するだけなので、忙しく時間がない朝とか重宝しそうです。